受診勧奨と言われた場合の健診のポイント

各種の検査や診察等を通して健康状態を評価する健診は、健康診断や健康診査とも呼ばれます。国民健康保険加入者向けに行う特定健康診査、医療保険者が実施する健診、企業における定期健康診断、自主的に医療機関で受けられる健康診断などがあります。健診を実施する医療保険者によって、メタボリックシンドロームに重点を置いた特定健康診査や、年一回の定期健康診査に加えて一部の対象者向けに実施される付加健診など、健診にも様々な種類があるようです。健診には2つの受診勧奨があります。健康診断そのものの受診を促す受診勧奨と、健診で得られた結果に対する治療を目的とした二次健診受診を促す受診勧奨です。どちらも受診率がなかなか伸びないことが各医療保険者、企業ともに課題となりがちです。様々な取り組みにより、受診率向上が図られています。

健診の受診率向上のポイントについて解説

健診の受診率向上のためには、受診勧奨をいかに行うかが大切になってきます。よく聞かれる未受診の理由は、忙しかったり面倒くさかったりという自己都合、予約したいけれどできなかった、そもそも知らなかったなどの実施者側のPR不足と思われるものです。すでに通院しているから、という場合もあります。実施者側から直接電話して受診を促したり、通知の回数を増やしたり、受診券を大きくして紛失を防止したりと、実施者側は受診率向上に力を入れています。また、受診率向上にはメリットを伝えることも重要になってきます。自覚症状のない病気を予防できること、保健指導で健康改善のサポートを受けられること、重篤な疾患の早期発見ができること、早期発見ができれば長期入院や長期の治療などの将来的な治療費負担が軽減されることがメリットとして挙げられます。

二次健診の受診勧奨についてポイントを解説

二次健診の受診勧奨は、受診勧奨判定値が出たところから始まります。健診項目について、精密検査を受ける必要がある場合に表示されます。例えば特定健康診査の場合、メタボリックシンドロームの疑いが見られると生活習慣を見直すための特定保健指導の対象に、さらに数値が悪いと受診勧奨と判定されます。すでに治療を開始することを考えなければいけない段階と考えて良いでしょう。しかし、受診者側は結果をよく読んでいなかったり、重大性を認識していなかったりという理由から二次健診に行かない方が多いのです。忘れてしまう方も少なくありません。健診結果の見方や、放置した場合のリスクなどの重要性を周知することが、受診率をあげる良い方法となるでしょう。企業の場合は、従業員の自己保健義務を周知することも大切です。二次健診の費用負担などのサポートがある場合はこちらも積極的に周知しましょう。